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阿弥陀世古 筋向橋をすぐ南に入る通り。元は清水世古と称されていた。
明治2年に廃寺になった阿弥陀寺が今の梅香寺の辺りに建っていた為この名で呼ばれたのだろうか。


阿弥陀世古を入ってすぐの処に、浄土宗鎮西派知恩院末寺の「観音山蓮華院梅香寺」がある。
元和元年(1615)、徳川家康の側室お梅の方(梅香禅尼)のために建立された由緒あるお寺である。もと常磐町の蓮随山にあったが、焼失・再興・合併などを経て明治43年(1910)に現在の場所に再建された。
古い写真は、昭和30年代まで蓮随山に残っていた古堂 (ふるさとの思い出写真集より)



この通りは、昭和20年7月29日山田の大空襲に戦火をまぬがれ戦前のままの道幅である。
梅香寺の敷地に建つ惣六稲荷がこの町を守ってくれたからと住民は信じて言い伝えられている。