戻る 山田の世古一之木公園界隈>常明寺(伊勢市一之木一丁目)


常明寺 須原大社北側の通りを西へ行くと、日蓮宗・高日山常明寺がある。
明治初め廃寺となった倭町の「常明寺」の名跡を継ぎ明治23年に現在地に建立寺宝は親鸞上人自筆の「石造宝塔」1基。


常明寺の寺宝である、親鸞上人自筆の石塔です。
上が欠けているが「南無妙法蓮華経」の題目が釘彫りされています。
この石塔は倭町に在った旧常明寺に安置されていたものですが、
建長五年(1253)に旧常明寺に滞在していた「日蓮上人」が刻んだものと  される。 高さは38センチ、幅・奥行きは11センチ
旧常明寺は、もと真言宗であったが寛永年間(1624〜44)に天台宗に改宗
現在の常明寺は日蓮宗です。              (資料 伊勢市史)


この境内に、松尾芭蕉の句碑があります。「秋の風いせの墓はらなほ凄し」という秋風塚です。
寛政十年(1798)のもので、楠の化石でできたものです。   


あまり広くない境内には水子地蔵や上人の立像などが祭られています。