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八日市場町の永井小児科前交差点を北に入る南入り口(上の写真)から新道商店街の方へ
通じる世古です。
浄土宗の伊勢山田における大道場と謂われた寺院への道で、大道場世古と称されていたのが
大世古と略されて大世古になったといわれている。
この世古には伊勢神宮に納めるご用紙を製造している「大豊和紙工業」がある。


伊勢和紙館 
100年以上も続いて神宮の御神札(おふだ)用紙となる和紙を奉製している「大豊和紙工業」の敷地には種々の和紙の資料やプリント用伊勢和紙に関する資料や写真作品もあります。
別棟には大正モダニズムの薫りただよう「伊勢和紙ギャラリー」があり、伊勢和紙を使った作品の展覧会が随時催されています。
伊勢和紙館は「伊勢まちかど博物館」になっています。  (0596 28 2359)
御師龍大夫邸跡で歴史ある当敷地には、明治13年に明治天皇の行幸があり龍大夫邸を
行在所とされた跡地が三重県史跡に指定されて今も残されている。
(左の写真)  
屋敷内に祀られたお社
(中の写真)
伊勢和紙館はかつての和紙倉庫を改築したもので懐かしい佇まいをみせている
(右の写真)


「御師龍大夫邸」史跡
「御師龍太夫」は山田の中でも大きな屋敷を構え一日に七・八百人の客を迎えていた。
◆ 龍大夫邸の看板
(左上の写真)  
◆ 大正初期の頃の建物の一部
(右上の写真)
◆ 当時使われていた井戸「龍の井」
(左下の写真)
◆ 道路沿いに建てられている「御師龍大夫邸跡」の石標
(右下の写真)


「御師龍大夫邸跡」石標の傍に松尾芭蕉の句碑がある。

◆ 三十日月無し千年の杉を抱く嵐
 芭蕉が貞享元年
(1684)「野ざらし紀行」の途中伊勢
 を訪れ外宮で詠んだ句。
(右の句碑

◆ 物の名を先づとふ蘆の若葉かな
 貞享五年
(1688) 「笈の小文}の旅で伊勢を訪れた
 芭蕉は、ものの名を良く知る龍尚舎(龍大夫の雅号)に
 挨拶代わりに尋ねた句。
(左の句碑)  
参考 伊勢和紙館